突然のTwitterアカウントのロックに驚く

2017/8/29
 その日、普通にTwitterを使っていたのですがお昼頃突然操作中に「twitterの自動化ルール違反」という表示が出ていきなりアカウントがロックされてしまいました…特におかしな操作はしていなかったのですが…
 電話番号認証を求められたのですが(電話番号を登録するとそこに自動電話がかかってきて、その音声が言っている6桁の番号を入力してロックを解除する仕組み)、番号を入力すると「技術的な問題が発生」とエラー画面が出て、もう1度やり直すよう表示が出るのでその通りにすると再びエラー。そして認証回数が上限に達したという表示が出て、しばらくしてからやり直してください、とのこと。間をおいてやり直しても、結局ダメでした。
 ヘルプページからロックを解除する申請ファームがあるので、そこから解除を申請中です。
 こんな感じで突然ロックされても困るので、以前から気になっていたmastodonのアカウント作りました。
 https://mstdn.jp/@ssolibrary
 これからはマストドンもぼちぼちやっていこうかなと思いますのでよろしくお願いします。
 早くロック解除されますように~

2017/9.1 追記

Twitter社よりメールあり、ロックは解除されました。
「今回、こちらのアカウントはシステムによりスパムグループとして誤検出された可能性があります。」
 とのこと。

ミスプリで混乱~チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」

チャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」という有名な曲がありますが、この曲の楽譜には問題があります。

Kalmus(Eulenburg)のスコアの小節番号、10小節毎に印刷されていますが、90までの位置は合っています。ところが100の位置が本来あるべき箇所より1小節後に・・・なんとその後は最後までずっと1小節ずれたまま印刷されています。
20150620153456-0001

パート譜はどうなっているかというと、

20150620153509-0001

そもそも小節番号が入っていません。そこでライブラリアンが手書きで書き入れている場合が多いです(小節番号を使わずABCだけで練習をしている所もあり)。しかし、普通にカウントすると100からはスコアの印刷と食い違ってくるのでどうするか。

私(札響)などは、パート譜に「正しい」小節番号を書き入れて、オケのスコアは訂正をしてあります。指揮者が自分のスコアを持ってきた場合は、練習前にチェックして間違ったままの場合は訂正をお願いしています。

しかし、私が訂正したスコアを持って違うオケに行かれたその指揮者、リハーサルで「1小節ズレてるよ」とオケに指摘されたとのこと。直したのになぜ?と原因を調べると・・・そのオケではスコアに合わせて「あえて」間違った小節番号を書き込んであったのでした・・・

備考:

Doverのスコアは小節番号が正しいという情報を頂きました↓

20150620153801-0001

 

リプリント版の楽譜とEdition ZEZA (Sheet Music X)について

著作権が消滅していない作品は、楽譜は大抵レンタルになっていて、権利を持っている出版社から公演1回あたりいくらという形で借りて演奏しています。値段は曲の長さによって決まることが多いのですが、長い曲の場合は1回で20万を超すこともあり、かなり大きな出費です。

著作権が消滅すると他の出版社からもリプリント版と呼ばれる同じ楽譜が出版され始めます。原出版社の場合は著作権が消滅しても1回あたりいくらというレンタル形式のままのことも多いのですが、リプリント版は安く購入することができ、一度手元に持ってしまえば、あとは何度でも自由に演奏できるので、リプリント版の楽譜はオーケストラにとって重要です。代表的なリプリント版の出版社はKALMUS( http://www.efkalmus.com/ )やLuck’s( http://www.lucksmusic.com/ ) があります。

著作権の保護期間は各国で違うので、日本では消滅しても他の国ではまだ消滅していない場合があります。

先日、ラヴェルのツィガーヌが演奏予定に入りました。原出版社はDurandで、Durand社の楽譜はこの曲は1回あたり約10万ほど払ってレンタルしなくてはなりません。しかし、日本ではラヴェルの著作権が消滅しているので、リプリント版の楽譜を買おうとするのですが、KalmusにもLuck’sにも売っていません。なぜならば、これらの出版社のあるアメリカではツィガーヌの出版年(1924年)の作品は公表後95年間著作権が存続するという規定があるため、まだ著作権が消滅していないのです。

この作品はカナダのEditionZEZA( http://www.sheetmusicx.com/brands/Edition-Zeza.html )から出版されており、そこから購入することにしました。カナダは日本と同じく著作者の死後50年で著作権が消滅します。EditionZEZAはこうした作品を他にも扱っていて、先日はR.シュトラウスのオーボエ協奏曲も手に入れました。同曲は1947年出版なので、アメリカでは保護期間中で、あと没年が1949年なので没後70年まで著作権が存続する国でも保護期間中です。

ただEditionZEZAは原出版のコピーではなく、PCで打ち直した楽譜です。楽譜サイズはA4で統一されています。印刷も見やすく、めくりの位置などもちゃんと考えて作っているようなのですが、問題点があります。PCで打ち直しているがために、入力ミスが結構あります。もう一つは、コピー防止用なのか、音符の上に重ねて堂々とロゴが印刷されています。コピーしたら浮かびあがるとかならまだわかるのですが、元からくっきり目立ちすぎてその部分の音符が見づらいのです。このデメリットを考慮のうえでうまく使えば、無駄な出費も抑えられそうです。

editionzeza

 

 

恐怖のワルツ・スケルツォ

チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォというヴァイオリンソロのための曲にはとんでもない落とし穴が。

札響でこの曲をやることになった際に楽譜を持っていなかったので、候補にあがった時点で購入の手配をし、手元に届いたフルスコアを片手に、パールマンの録音を聴きながらスコアを眺めていたところ、途中で????な箇所だらけ。フルスコアと演奏が途中から全然違っているのです。

いろいろと調べていくと、どうもヴァイオリニストの間でよく演奏に使われているギンゴールド編(International版)のソロ譜は、原曲からかなりの改訂がおこなわれているものなのですが、オーケストラ譜にはそれに対応したものは出版されていないということが判明しました。

当時のソリスト南紫音さんもギンゴールド編を使用ということで、そのソロ譜を至急取り寄せ、お互いの楽譜を見ながら寸法をチェックし、大小9箇所ほどのカットを施し、途中一箇所7小節間はまったく既存の楽譜で対応できないので、ソロ譜の音を参考に楽譜を新たに作って間にはさみこむという、つぎはぎだらけの楽譜をこしらえて無事に演奏会は終わりました。

このときジルベスターコンサートということもあって、終演後は盛大な打ち上げがあったのですが、指揮の現田茂夫さんは、この曲がとにかく無事に終わってよかったと挨拶で仰るくらい印象的な出来事でした。

次にこの曲をやった際ソリストでいらした三浦文彰さんに、この曲を他のオケでやったことありますかとお伺いしたところ、以前サンディエゴでの公演の際、リハーサルが始まってからソロ譜とオケ譜の相違が判明して、この曲があわや本番で演奏できないかも、という事態があったそうです。

指揮の佐藤俊太郎さんにもお伺いしたところ、国内のオケで以前やったとき、やはりリハーサルで楽譜がおかしいということになり、佐藤さんとその時のソリストで急遽楽譜を回収し、書き直してなんとか本番は演奏したという事態になったことがあったそうです。

こんな曲が存在しているなんて楽譜の世界は恐ろしいです。

K0010002

【ScanSnapSV600】レンズから遠い部分のかすれ

ScanSnapSV600のスキャンですが、

K0010037

置いた原稿の上の部分から下の部分になるに従ってスキャナに付いてるカメラからの距離が遠くなるので、

読み取った画像の精度が原稿の下の部分になると粗くなっていきます。

先日スキャンしたファイルから一番上下の粗さの差が大きかったページを選んでみました。

かすれ上

ページ上の木管パート部分です(カラーモード白黒、画質スーパーファイン)

かなり綺麗に読み取っています。

同じページの下の弦楽器の部分は、

 

かすれ下

こうなりました。最下部のコントラバスの連桁がやや薄くなっています。

 

【ScanSnapSV600】ブック補正、ページめくり検出

 

ScanSnapSV600でスキャンをしてみました。

なお現在の対応OSはWindowsのみです。PDFもしくはJPGファイルで取り込めます。

マットの上にスキャンしたいものを開いて置いてスキャンボタンを押すだけです。

K0010037

 

サンプルに選んだのはウェーバー:クラリネット協奏曲第1番(Breitkopf-Wiesbaden)のスコアです。

 

 

仕様では最大原稿サイズ横432mm縦300mmまでとなっていますが、この楽譜は460mm*305mmと規格外。

ですが、はみ出すことなく読み取ることができました。

 

読み取りモードのオプションでページめくり検出を有効にすると、

ページめくりを検知してボタンを押さなくても自動的に次のスキャンを開始します。

私が試したところでは3回に1回くらいは検知してもらえませんでしたが、勝手に次のスキャンをしてくれるのは便利です。

もっと大げさにバサっとめくったりするとよいのかな?

あとタイマーを設定できるので任意の間隔で自動的にスキャンをすることもできます。

自分のめくりのスピードに合わせて秒数を決めて自動スタートさせるのもいいですね。

 

40ページほどのスコアで一番ゆがみが大きかった部分を抜き出してみました。

補正前

原稿自体が厚みが少ないのでだいたいのページはきれいに取り込めました。

 

読み取りはカラーモード白黒、画質スーパーファイン(白黒で600dpi相当)でPDFでスキャンしています。

ブック補正機能を使ってみます。

ブック補正画面

上下左右の端とページの真ん中部分の6箇所を指定します。

補正後、

補正後

これは端や真ん中の指定を上手くすることで補正の結果も変わるようなのでコツをつかめばもっとうまくできるかも?

 

 

ScanSnapSV600の設置

株式会社PFU様よりモニターとしてScanSnapSV600を試用させていただくことになりました。

ScanSnapSV600とは冊子などを置いた状態のままでスキャンできるスキャナです。

詳しくは下記の製造元のリンクを参照ください。

http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/sv600/

とりあえず机の上に置いてみました。

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・本体

結構重いです。ごつい電気スタンドといった感じです。台座の部分は横約21cm、奥行10cmくらいです。

・原稿を置くマット

上部の左右には原稿サイズのガイド(A3,B4など)がついています。上部の真ん中は切れ込みがあります。素材は柔らかなフェルト状なので簡単に丸めることができます。ご覧のとおり設置するとかなりの面積をとるのでスキャナを使わないときはマットを丸めておくというのが良さそうですが、マットにシワが付いたりしてスキャンの結果に影響があったりするのかどうかは今のところわかりません。本体とマットを設置した際の必要な面積は横約52cm、奥行約47.5cmという感じです。

・USBケーブル、ACケーブル

付属のUSBケーブルは約190cmほどなので届く範囲にデータを取り込むPCを設置する必要があります。

・インストール用DVD(計3枚)

 

こういうスキャンをしてみてほしい、などリクエストくだされば可能であれば試してみてご報告したいと思いますのでコメントください。